MicroSoft【Clarity】の活用方法

MicroSoft Clarityは、Webサイトにアクセスしたユーザーの行動を分析できるツールです。

ユーザーの興味関心や課題を把握することで、Webサイトの改善や効果的なマーケティングを行うことができます。

１．Clarityの機能

Clarityには、以下の4つの機能があります。

・ダッシュボード

ダッシュボードでは、ユーザー数やデバイス、参照元などの概要を数値で確認できます。アクセス数や離脱率などの基本的な指標から、ユーザーの行動を総合的に把握することができます。

・レコーディング

レコーディングでは、ユーザーの行動を動画で見ることができます。どこまでスクロールして何をクリックしたか、どのページを長く滞在したかなど、細かい行動を分析できます。

・ヒートマップ

ヒートマップでは、各ページごとのスクロール領域やクリックなどを色分けして表示します。ユーザーの視線やクリックの集中度を視覚的に確認できます。

・Googleアナリティクスとの連携

Clarityは、Googleアナリティクスと連携できます。Googleアナリティクスで取得したデータをClarityに統合することで、より詳細な分析を行うことができます。

２．Clarityの活用方法

Clarityは、以下の3つの観点からWebサイトを改善するために活用できます。

２－１:

ユーザーの興味関心の把握 ダッシュボードやレコーディング機能を使って、ユーザーの興味関心や課題を把握します。例えば、ユーザーがよく見るページや、よくクリックするボタンを分析することで、ユーザーがWebサイトで何を求めているのかを理解することができます。

２－２:

Webサイトの改善 ユーザーの興味関心や課題を踏まえて、Webサイトを改善します。例えば、ユーザーがよく見るページに関連するコンテンツを追加したり、ユーザーがよくクリックするボタンをわかりやすくしたりすることで、ユーザーの満足度を向上させることができます。

２－３:

マーケティングの改善 ユーザーの興味関心や課題を踏まえて、マーケティング施策を改善します。例えば、ユーザーの興味関心に合ったコンテンツを配信したり、ユーザーの行動に合わせた広告を配信したりすることで、Webサイトへのアクセスやコンバージョン率を向上させることができます。

３.Clarityの注意点

Clarityは、1訪問者単位のデータとなります。そのため、アクセス数が多すぎると、1件ずつ確認するのは効率的ではありません。そのため、主に申込に至ったユーザーの行動や問題行動を起こすユーザーなど、絞り込んで活用するのがおすすめです。

４Clarityのメリット

Clarityは、無料で利用できるWebサイト分析ツールです。また、Googleアカウントがあれば簡単に導入できるため、Webサイトを保有している企業であれば、ぜひ試してみることをおすすめします。